元ヤンキースのスーパースター、アレックス・ロドリゲス氏(50)が、殿堂入りしているMLB前コミッショナーのバド・セリグ氏を「偽善だ!」と切り捨てた。
禁止薬物使用の経緯から殿堂入りが阻まれているAロッド氏は「スティーブ・A・スミス・ショー」に出演。同じ理由から殿堂入りできていないバリー・ボンズ氏、マーク・マグワイア氏、ロジャー・クレメンス氏らを挙げながら「すべてセリグ氏の下で起こったことです。彼らは殿堂入りしていないのに、どういうわけかセリグだけが殿堂入りしているという事実は、私には偽善的に感じます」と異論を唱えた。
ブルワーズのオーナーだったセリグ氏は1992年にMLBチェアマン、98年にコミッショナーに就任し、2015年まで務めた。地区シリーズ、インターリーグの導入、海外での公式戦開催、WBCの創設、ビデオ判定の導入などに尽力し、16年に殿堂入りを果たしたが、一方で選手会との労使交渉の決裂で1994年にストライキを招き、スター選手の禁止薬物騒ぎも絶えなかった。
Aロッド氏も歴代5位の696本塁打、通算3115安打、3度のMVPなど申し分のない実績を残しながら薬物疑惑で2014年に出場停止。その後は使用を認め、現在は「FOXスポーツ」の解説を務めている。これまで4度の殿堂入り投票はいずれも35%前後に留まり、75%の当選ラインには遠く及ばず、薬物使用の代償に苦しんでいる。しかし、選手が責任を負う一方で統括責任者だったはずのセリグの殿堂入りには、今も煮え切らない思いが続いているようだ。












