〝ジャイアンツ・ドリーム〟は加速するか――。2年ぶりのリーグ優勝を狙う巨人が海の向こうから熱視線を集めているようだ。
今オフは先発陣の補強が最優先とされた中、2023年からの3シーズンで18勝を挙げたフォスター・グリフィン投手(30)が、ナショナルズと1年総額550万ドル(約8億6000万円)で合意。左腕の退団は痛手となったものの、思わぬ〝副産物〟も生みだしているようだ。
球界関係者は「ポテンシャルの高い投手が巨人で結果を残してメジャーに出戻ったという事実は、向こうの選手からしたら大きな意味があるのではないか。潜在能力のある人材が巨人入団を選ぶ決め手の一つになりつつある」という。
グリフィンは14年のMLBドラフト1巡目(全体28位)でロイヤルズに入団。将来を嘱望されながらもメジャーでは1勝にとどまり、「先発として成長したい」と巨人に活路を見いだした。そして、故障に悩ませられながらも24年にはリーグ優勝に貢献。来日当初に描いていた進化を遂げ、晴れてメジャーの舞台に返り咲く格好となった。
過去にはマイコラスやビエイラらが巨人を経てMLB復帰。球団が新たに獲得した最速161キロ右腕、ブライアン・マタ投手(26=前レッドソックス3A)にメジャー登板の経験こそないが、マイナーで100試合以上に登板した〝素材型〟として十分な伸びしろが見込まれている。
〝Uターン〟が定番化してはチーム運営もままならなくなってしまう難点はあるものの、逸材を掘り当てる上で追い風が吹きつつあるようだ。












