強固な結束はさらに強まるか――。来季のリーグV奪回を狙う巨人は、今季の課題として残った先発投手&外野の穴を埋めるべく、今オフは着々と補強に着手。中でも日本ハムからは松本剛外野手(32)ら3人の新戦力を獲得する異例の事態となっている。
結果的に「大量獲得」となった。まずは日本ハムを自由契約となっていた左腕・北浦竜次投手(25)を獲得すると、続いて同球団からFAとなっていた松本剛も巨人入りが決定。さらには9日に行われた現役ドラフトでは同じく日本ハムの松浦慶斗投手(22)を指名し3人目の獲得に至った。
現役ドラフトとしては昨年に入団した田中瑛に続き、2年連続での日本ハムからの獲得。選手だけでなく、現役時代に巨人、日本ハムに在籍した大田氏が二軍打撃コーチ、若林氏が三軍ディフェンスコーチにそれぞれ就任して古巣に復帰するなど「元日本ハム勢」の勢いは強く、チーム内からは「読売ファイターズやね(笑い)」と冗談めかす声も出ている。
それもひとえに、リーグの異なる両球団での結びつきが強いからこそか。〝獲得第1弾〟となった北浦はもともと支配下経験選手ながら、今季の契約は育成選手。自由契約となった育成選手を他球団が支配下で即獲得するケースは異例中の異例だ。チーム内からは「もともと目をつけていた選手なことに加えて、ある程度の情報は日本ハム側からリサーチできている。そうでなければ即支配下で迎え入れる好待遇はない」との意見も出ており、両球団の関係性があるからこそ生まれた移籍とも言えそうだ。
また、前年の現役ドラフトで獲得した田中瑛は日本ハム時代にはわずか10試合登板ながら巨人移籍後に才能を開花。救援陣の救世主的存在となったが、これに続く形で新加入勢が活躍すれば「ウチと日本ハムとのWin―Winなつながりはより強固となるはず」(前出関係者)との見方もある。逆襲を期す阿部巨人において期待もより一層高まるが、この追い風をさらに強めることはできるか。












