米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(ニューヨーク市)が24日(日本時間25日)に放送され、新日本プロレスのゲイブ・キッド(28)が、宿敵のダービー・アリン(32)を相手にまたしても凶行に走った。

 2025年のAEWマットでは極悪軍「デスライダーズ」と共闘して暴れまわった。なかでもアリンとはリング内外で激しい抗争を展開。11月12日のチーム対抗戦「ブラッド&ガッツ」にもデスライダーズの助っ人として介入し、テーブルにオイルをぶちまけて火を放ち、アリンの〝火葬〟に協力していた。

ダービー・アリン(©All Elite Wrestling)
ダービー・アリン(©All Elite Wrestling)

 ゲイブはこの日、動画で登場。昨年、デスライダーズがアリンを転落させて長期欠場に追い込んだ階段に座り、「オレがお前を追跡する番だ。お願いだ、お願いだ、お願いだ」などと言って、PPV「WORLDS ENDS」(27日=日本時間28日、イリノイ州シカゴ)での一騎打ちを要求した。

 アリンは現在開催中のリーグ戦「コンチネンタル・クラシック」を負傷で欠場しているが、この日、バックステージでアリンを取材したインタビュアーによると、アリンは正式に競技復帰の医学的な許可が出たという。アリンは「ここ数週間は外出を自粛して、これからのことをじっくり考える時間があった。壁をぶち壊すぜ」と復帰への意欲を語ると、ゲイブからの対戦要求には「ゲイブ・キッドのことよりもっと心配なことがある」と話し出した。

 その時だ。アリンの背後から、黒いジャージー姿のゲイブが襲い掛かった。欠場明けのアリンを容赦なく暴行すると、首を絞めながら1年前にアリンが落ちた階段の上に引きずり上げた。続けてボディーにパンチを入れると、アリンを階段下へと蹴落とした。昭和の名作映画「蒲田行進曲」もびっくりの〝階段落ち〟で、アリンは無残にも10メートル近い高さから転げながら落ちた。階段下でアリンは、うめくだけで全く動けない。ゲイブは「ゲイブ・キッドよりも心配するほうがマシだろ」と言い放って立ち去った。

 新日本の「ワールドタッグリーグ」では、辻陽太とのコンビで準優勝。来年1月4日東京ドーム大会では「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」「無所属」の連合チームの一員として、「ユナイテッド・エンパイア」との10人タッグ戦に出場する。新日本マット同様に、AEWマットでも存在感を高めている。