冬本番のリングで火花が散る――。タッグ最強決定戦「WORLD TAG LEAGUE2025」は開幕直後から激闘が続き、12月9日には福岡・飯塚市総合体育館大会を迎える。Aブロックで出場中の後藤洋央紀(46)は、SNSでの“アンチ”との向き合い方、激辛料理やサウナ通いといった素顔、さらに家族への思いまで、リングでは見せない本音を余すことなく語ってくれた。

 ――新日本プロレスの世代交代について

 後藤 若い力が出てこなきゃいけないのは分かってる。でも、まだ時間はかかると思う。だからこそ、若手が育つまでは俺たちベテランが“壁”になって、簡単に上の景色を取らせない存在でいなきゃいけない。その責任は強く感じている。

 ――来年1月、棚橋弘至の引退発表を聞いて

 後藤 正直、自分のゴールも近いのかな…と考えざるを得なかった。棚橋さんは4年先輩だけど、ずっと近くで壁として立ちはだかってきた人。その人が引退となると、いろいろ考えるよ。ただ最近はコンディションも良さそうにも見えて、本当に引退するのか信じられない気持ちもありますね。

 ――ここ1、2年で自身の中で大きく変わったことは

 後藤 ありますね。特に昨年2月にオヤジが亡くなったことは大きかった。電気工事会社をやっていて、「継げ、帰って来い」と言い続けていた人だったから。応えられないままプロレスを続けた後悔は残ってます。だから「NEW JAPAN CUP2024」で勝ち上がれたのは、自分を奮い立たせてくれた。決勝の辻戦は昨年の東スポプロレス大賞ベストバウトにも選ばれて、自分を変えた試合だった。

 ――SNSでの“アンチ”との向き合い方が独特だ

 後藤 アンチも大事なんですよ。無視やブロックは基本しない。やりとりしてるうちにファンになった人もいるし、逆もある。それがプロレスと似てて面白い。ただ、度を超えて第三者を傷つける時は一時“謹慎”としてブロックする。でも必ず解除する。興味があるから絡んでくるんだし、人は変われると思う。

映画「ストリートファイター」でエドモンド本田役で出演する後藤洋央紀
映画「ストリートファイター」でエドモンド本田役で出演する後藤洋央紀