巨人は3日に都内の球団事務所で来季契約交渉を行い、丸佳浩外野手(36)が三軍制度のあり方について球団側へ異例の私見を伝えた。
三軍が創設されて来季で10年目。丸自身は1億2000万円減となる年俸2億円(推定)で新たに2年契約を結んだが、交渉の席では「(三軍で)見て感じたことをお伝えさせていただきました」と明かした。今季開幕前に負傷離脱し、リハビリ中に三軍と行動をともにする期間もあった。そこでは疑問も浮かんだという。
「球団として育成の場を設けてくれているが、当然、そこにはお金もかかっています。それに対して三軍の選手がどういう意識をもってやっているのか。どういう意識をもってやらなきゃいけないのか。ソフトバンクは甲斐選手や周東選手、牧原(大)選手など一軍でのタイトルホルダーが何人も出ていますけど、ジャイアンツでは出てきていない」
ベテランとはいえ、現役選手が球団の運営、組織全体に関わる意見を伝えることは極めて珍しい。それほど、丸はもどかしさを感じたようで「この時代の中で合った指導法をしつつ、選手の向上心をどうやって持っていけるかというお話はしました」とも語った。
来季の監督やコーチ陣の顔ぶれがガラリと変わり、一~三軍の首脳陣はリモート会議を積極的に行い、情報共有を円滑に進める方針を打ち出している。ただ、球団内からは「三軍を始めて10年。このまま鳴かず飛ばずの状態が続いてしまっては球団のメンツにもかかわってくるし、存在意義も問われる」と危機感をにじませる声も聞かれる。来季は真価を問われる1年となりそうだ。











