米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏が29日、未来を担う子供たちにエールを送った。

 現役時代は日米通算で4367安打を記録。現在はマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めながら、高校野球の指導も積極的に行っている。この日はユニクロ社が主催する「第1回 イチロー DREAM FIELD DAY」が開催され、男子テニスの錦織圭(ユニクロ)、サッカー元日本代表DF内田篤人氏とともに、それぞれの競技に分かれて小学4年生から中学3年生までの161人にプロの技を伝授した。

 イチロー氏は野球の基本であるキャッチボールなどを指導。「希望や明るさなどのポジティブな空気に包まれ、非常に良い雰囲気でこのイベントが開催されたことをとてもうれしく思う。最近は世界に羽ばたく子供も増えてきているなど、可能性は無限大。努力すればするほどうまくなれると考えている。ぜひこのイベントをきっかけに、野球、テニス、サッカーに限らず、自分の好きなことを見つけて、頑張ってほしい」と呼びかけた。

 トークセッションでは野球との出会いについて「出会いは3歳の頃で、記憶にないのでわかりません」と苦笑いしながらも「野球にのめり込んだきっかけは、うまくなっていくことを実感した瞬間。子供の頃は、やればやるほどうまくなっていくことがモチベーションになる。その先の壁にぶち当たった時に、好きじゃないと立ち向かえない。自分が好きなことに、今まで夢中になって取り組んできた自信があるからこそ立ち向かって行けると思う」と回想。イチロー氏の言葉には、子供たちも真剣に耳を傾けていた。