ドジャースの大谷翔平投手(31)は25日(日本時間26日)にオンラインで取材に応じた。前日、電撃的に公表した来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場について意気込みを語った。注目の投打二刀流出場に関しては「起用法は分からない。コミュニケーションを取らないといけない」と明言しなかった。MLBで唯一無二の存在であるユニコーンが侍ジャパンを2006、09年大会以来の2度目の連覇へ導く。

 世界中の野球ファンに朗報が届いたのは来年3月5日の開幕まで100日前の24日(同25日)だった。大谷は自身のインスタグラムで出場を表明。「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」とつづり、世界一を奪回した前回大会の写真4枚、さらに「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」と記した写真を添えた。侍ジャパン内定第1号となった。

「自分の気持ちというか、それはずっと出たいとは思っていたし、選ばれたいと思った」

 前日発表した理由をこう明かした。

「一応許可というか、球団の方から話は出ているので昨日発表したという感じですかね」

 正式決定後、侍ジャパンの井端監督には電話で報告したという。

 次の焦点は起用法だ。打者のみか投打二刀流か…。ワールドシリーズ連覇を果たした今季は1日(同2日)までプレー。第7戦は先発登板し、打者でフル出場した。エンゼルス時代に出場した前回大会と異なり、オフが1か月短い。

「起用法についてはまだわからないというか、コミュニケーション取らないといけないので。どちらともコミュニケーション取らないとなんとも言えない」

 来年は投打二刀流で完全復帰する大事なシーズン。2度目の経験が生きるという。

「前回は初めてだったので、どういう感じなのかなっていうのが全然わからなかったですし、それで言うと、今回はある程度スケジュールだったりとか、どういう流れになるのかっていうのは理解してるので、入りやすさはあるのかなとは思います」

 投手として出場する場合、投球数、先発のみなど起用法に制限がかけられる可能性もある。

「流れというか、どの程度できるのかは別として、何通りか、まあプランというか、持っておくべきだと思う。その投げる投げないにかかわらず、投げたパターンと投げないパターンと、また投げたパターンとしても何通りか、投げないパターンとしても何通りかプランは持っとくべきだとは思う」

 WBCを終えてMLBの開幕への調整も難題だ。

「それはまたドジャースの方と話をしながら、開幕に向けて、またその前の、終わった後のキャンプ、どういう感じで入っていけばいいかっていうのも、そのプランに沿って選んでいけばいいのかなとは思ってます」

 大谷の二刀流は大会の“華”だ。前回大会の米国との決勝では9回にクローザーとして登板し、当時エンゼルスで同僚だったマイク・トラウトを空振り三振に打ち取った。米国代表の主将アーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)との対戦はそれを超えるドラマが期待される。

「前回初めて出場してやっぱり素晴らしい大会でしたし、前回以上に来年のWBCも素晴らしくなるんじゃないかなとは思う。選ばれること自体光栄なことではあるので楽しみにしたい」。紛れもないV宣言だ。大谷以外のMLBでプレーする日本選手の参加は不透明だが、侍ジャパン2度目の大会連覇へ大きく踏み出した。