ヤンキースからFAとなっているコディ・ベリンジャー外野手(30)の去就とともに、大物代理人であるスコット・ボラス氏(73)の存在がストーブリーグをにぎわせている。

 ドジャースでデビューしたベリンジャーは2017年に新人王、19年にはナ・リーグMVPを受賞。その後の低迷や故障でカブスで2年間過ごしたが、今季はヤンキースで打率2割7分2厘、29本塁打、98打点の好成績を収めた。ボラス氏は「ドジャース・ネーション」の取材に「コディはここで素晴らしい経験を積んだ。そうした経験を持つ選手はハリウッドのような華やかな環境を歓迎するだろう」とドジャース復帰に前向きとも受け取れる発言を残した。

 一方、米サイト「Al Bat」は「ボラスはドジャースをエサに使おうとしているのか?」と懐疑的。コンフォートが不本意な結果に終わり、外野陣の補強に「ベリンジャーは魅力的な選択肢」と理解を示しつつも「ボラスはクライアントの市場価値を最大化させる能力で知られている。ドジャースのような球団の関心を利用することは、他の球団からオファーを引き出すための戦略である可能性がある」と警鐘を鳴らした。

 別の報道ではボラス氏はベリンジャーの新規契約について「5~6年、総額1億5000万ドル(約235億円)」を見込んでいるという。契約が成立すれば、莫大な手数料がボラス氏の手元に入る。前出の米サイトは「問題はベリンジャーがカネを優先するか、すでに成功を経験した場所(ヤンキース)に戻る機会を優先するかだ」と移籍市場に立つ本人の意思がどこにあるのかも疑問視している。