新日本プロレスの極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の特別興行「粛清の夜~PURGE NIGHT OF TORTURE」が19日に後楽園ホールで行われ、プレマッチで珍光景が繰り広げられた。

 本戦開始前の18時10分に行われたのは、ディック東郷withサナダ・コレクションS.S.(SANADA)とヒップ東郷(田口隆祐)withミラノコレクションA.T.の異色対決。ディックのセコンドとしてダンディーなスーツ姿のSANADAが就けば、ヒップのセコンドにはボディスーツの上にガウンを身にまとったミラノが就いた。

 客席からやれ「ディック」だの「ヒップ」だの英語圏の人たちが聞いたら困惑しそうな歓声が飛び交った一戦は、やはりセコンドが勝敗の鍵を握る。場外乱闘時にはミラノがディックに、SANADAがヒップにパラダイスロックをかける。

 試合権がある2人が身動きが取れなくなっている間に、SANADAはスーツを脱ぎ捨てると筋骨隆々のペイントがかかれたボディスーツ姿に。さらに空中犬ミケーレに手をあげるとミラノも激高し、ボディスーツ姿でリングインした。

 目まぐるしい攻防からミラノがSANADAにパラダイスロックをかけると、ドロップキックを発射。そのまま場外に転落したSANADAと激突したヒップのパラダイスロックが解除される。身動きが取れないディックを尻目にヒップが生還しリングアウト勝利をものにした。

 マイクを握ったミラノは「ヒップさん、今日はありがとうございました。あなたの後はやりづらいけど、何年ぶりだろうな入場したの…本当に今日はありがとうござました」と感謝。ヒップも「ミラノさん…今日は…ありがとうございました」と戦場カメラマンチックな話し方で応じた。最後はミラノが「ただ一つ伝えたいことがあります。日本で一番ここ後楽園が好きです」とSANADAの決めぜりふを拝借しつつ、大会の開会宣言となった。