日本球界からポスティングシステムでMLB移籍を目指す大砲2人に熱視線が注がれている。

 米スポーツ専門局「ESPN」の名物記者であるジェフ・パッサン氏が18日(日本時間19日)、並みいるFA選手の動向を占うとともに村上宗隆内野手(25=ヤクルト)、岡本和真内野手(29=巨人)の2選手も取り上げた。

 日本ではセ・リーグのライバルとしてしのぎを削ってきたが、同氏は「彼らのFA市場での見通しは、経歴ほど似通っていない」と指摘。村上については「年齢とパワーの潜在能力から幅広い関心が集まるだろう。コーナー内野手(一塁、三塁)を求めるビッグマーケットの球団から、村上のような年齢とポテンシャルを持つ選手を獲得できない低収益の球団まで、日本人野手として初の9桁(1億ドル=約155億円)の契約となる見込みだ」と伝えた。

 一方、岡本に関して「より短期の契約となるが、即戦力を求める球団にはより魅力的に映る可能性がある」。今季の岡本は左ヒジの靱帯損傷でシーズンの大半を棒に振ったが、限られた293打席の中で打率3割2分7厘、15本塁打を放った。その中でも、同氏はわずか33三振だったことに「これほどの打撃力と少ない三振数の組み合わせは魅力的。特に村上が200打席以上でNPB3位の36・7%という三振率に比べると顕著だ」と高く評価している。

 村上も今季は脇腹の故障の影響で224打席にとどまった。64三振を喫したものの、22本塁打と驚異的なスピードでアーチを量産した。同氏は「空振りが多いことは本質的に悪いことだが、それだけで完全に失格にはならない。ニック・カーツを見れば分かる。スイングの35・5%で空振りしたにもかかわらず、ア・リーグ新人王に選ばれ、MVP投票で12位に入った。村上にはそのような打撃力がある」と評している。

 ある意味では〝ロマン砲〟の村上と〝堅実派〟の岡本。同氏は2人が守れる一塁を狙う球団としてメッツ、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、パイレーツの5球団を挙げたがどうなるか――。