ブルージェイズが巨人・岡本和真内野手(29)の獲得を目指し、本格的に動き出す可能性が急浮上している。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」が、ブルージェイズの描く2026年打線強化案として岡本を筆頭候補にピックアップ。今年のワールドシリーズで大谷翔平投手(31)らを擁するドジャースと激闘を演じたトロントの強豪が、主砲ウラジミール・ゲレロ内野手(26)と岡本の強力タッグ実現へ本腰を入れる展開となっている。
岡本のMLB1年目は「トロント」が主戦場となるのか。同誌は電子版記事で「ブルージェイズの2026年ラインアップに弾みをつけられる2人の打者」として、カブスからFAとなったカイル・タッカー外野手(28)とともに巨人・岡本の名を挙げ、現地で期待と熱気が高まっている。
同記事は「29歳の彼にブルージェイズが強い興味を示していることは明らかだ」として岡本を冒頭で「最有力獲得候補」と評し「三塁、一塁のどちらでもインパクトをもたらす存在」と指摘。ブルージェイズを含む複数球団が岡本の動向を注視している実情も踏まえ、獲得シナリオに現実味が増している。
岡本は5月に左ヒジ靱帯を損傷し長期離脱したものの、復帰後は主砲として復活。最終的に69試合出場で打率3割2分7厘、15本塁打、49打点と短期間ながらもハイペースで圧巻の成績を残した。同誌は「負傷箇所が完全に回復していれば、MLBでも即戦力のパワーヒッター」と断言。今冬のポスティング市場でヤクルト・村上宗隆内野手(25)に注目が集まる中、岡本にも「少なくとも同格の価値がある。安定性という別の見方をすれば、村上以上かもしれない」と強調した。
ブルージェイズと岡本の〝縁〟にも注目が集まる。岡本はかつてブルージェイズの看板スターとして10、11年に2年連続ア・リーグ本塁打王に輝いたホセ・バティスタに強い憧れを抱き、打者としてのロールモデルとしてきた。トロントの本拠地ロジャーズ・センターの雰囲気にも好印象を持っていたとされ、球団との互いの親和性も高い。
今季のブルージェイズは、ワールドシリーズで大谷、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)の日本人トリオが属するドジャース相手に第7戦まで激闘を展開。結果こそ涙をのんだが、強烈な攻撃力でリーグ屈指の存在感を示し、打線はMLBトップの安打数(1461)、打率2割6分5厘、出塁率3割3分3厘を記録した。主砲ゲレロもポストシーズンで打率3割9分7厘、8本塁打と圧巻の成績だった。
そのゲレロと岡本がツープラトンで同じ打線に並べば、トロント攻撃陣は屈指の破壊力を持つことになる。同記事は「ゲレロとの組み合わせは強烈。三塁か一塁のいずれでも即座に打線の中心になれる」と評価し、岡本の加入が1993年以来の世界一奪回へ向け「ラストピース」となる可能性を強調した。さらにブルージェイズは遊撃手ボー・ビシェット(27)の去就が不透明な状況にあり、主砲補強を早期に進める必要性も高い。
一方、巨人は18日に岡本のポスティング申請手続きをNPBに行ったことを発表。代理人のスコット・ボラス氏が明かしたところによれば、交渉期間は来年1月2日(同3日)までとみられる。
ブルージェイズがどこまで前のめりになれるか。23年オフには、エンゼルスからFAとなった大谷獲得にあと一歩まで迫りながら逃した〝黒歴史〟もある。それだけに「ネクストジャパニーズ」の岡本獲りは、絶対に失敗したくないだろう。














