米国・WWEの「サタデーナイツ・メインイベント」(12月13日=日本時間14日、ワシントンDC)で引退試合を行うジョン・シナ(48)が、最後の〝聖地〟で大暴れだ。

 17日(日本時間18日)のロウはニューヨーク市の〝格闘技の聖地〟マジソンスクエア・ガーデン(MS・G)で開催。引退まで1か月を切ったレジェンドにとって、最後のロウ&MS・G出場となり、別れを惜しむ大観衆から熱狂的な声援で迎えられた。先週のロウではドミニク・ミステリオからインターコンチネンタル(IC)王座を奪取。これにより、WWEの「グランドスラム」を達成した。

3人で「見えっこねえ!」ポーズも披露(©AbemaTV,Inc.)
3人で「見えっこねえ!」ポーズも披露(©AbemaTV,Inc.)

 シナが聖地の観衆に感謝を伝えていると、前王者のドミニクが登場してリマッチを要求。さらにドムと同じ「ザ・ジャッジメント・デイ」のフィン・ベイラー、JDマクダナが現れ、3人でシナを襲撃した。ここでシェイマスとドムの父レイ・ミステリオが救援に駆けつけ、シナ&シェイマス&レイ vs ドム&ベイラー&マクダナの6人タッグ戦に突入。引退ロードとは思えないほどの激戦になり、シナ、シェイマス、レイは同時に、ジャッジメント・デイの3人にトリプル・ファイブナックルシャッフルをぶち込んだ。最後はレイの619、シャイマスのブローグキックから、シナがマクダナをAAで仕留め、万感の勝利を飾った。

 一方で、シナ引退試合の対戦相手を決める「ラストタイム・イズ・ナウ・トーナメント」1回戦ではソロ・シコアの相手が未発表だったが、米国・TNAの「ニック・ネメス」ことドルフ・ジグラー(45)がサプライズ登場。シナが示唆していたように他団体からの出場となった。2004年にWWEと契約をかわし「スピリット応援団」のニッキーとして頭角を現した。08年に「ドルフ・ジグラー」となってからはスター選手となり、最高峰の世界ヘビー級王座を2度獲得。高度な受け身とレスリング仕込みのマットさばきで、WWEマットの〝主役〟の一人だった。

サプライズ出場した「ニック・ネメス」ことドルフ・ジグラー(©AbemaTV,Inc.)
サプライズ出場した「ニック・ネメス」ことドルフ・ジグラー(©AbemaTV,Inc.)

 23年9月に大量解雇に巻き込まれ契約解除となったが、フリーとして24年には新日本プロレスに参戦。「ニック・ネメス」としてIWGP GLOBAL王座を奪うなど活躍した。現在はWWEとパートナーシップ契約を結んだTNAを主戦場にしている。スマックダウンに〝サプライズ枠〟で登場したザック・ライダー(マット・カルドナ)と同じく、今年6月にリング上のシナからエールを送られていた。

 約2年ぶりのWWEマットでシコアとの一戦は白熱の攻防となり、ジグラーは必殺のジグザクからスーパーキックで追い詰めたが、最後はサモアンスパイクを決められ、敗れ去った。

ソロ・シコア(左)と熱戦を繰り広げたドルフ・ジグラー(©AbemaTV,Inc.)
ソロ・シコア(左)と熱戦を繰り広げたドルフ・ジグラー(©AbemaTV,Inc.)

 それでも団体CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは自身のX(旧ツイッター)に「またMS・Gで最高の瞬間がつくられた。またショーを盗んだ」とし、ジグラーとの2ショットを投稿。元世界王者の帰還を喜んだ。

 またシナは、PLE「サバイバーシリーズ:ウォーゲームズ」(29日=日本時間30日、カリフォルニア州サンディエゴ)で、前王者ドミニクを相手にIC王座の初防衛戦が決定した。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。