3勝1敗と王手をかけていたソフトバンクが30日、阪神との「SMBC日本シリーズ2025」第5戦(甲子園)に延長11回の末、3―2で勝利。5年ぶり12度目の日本一となった。MVPは山川穂高。

 序盤は虎のペースだった。3連勝と好調だった鷹打線が元同僚の左腕・大竹の前に沈黙。緩急を巧みに使う左腕の前にソフトバンク打線が凡打を重ねた。

 柳町に68キロの超スローボールを投じるなど大竹の前に鷹打線は狙いを絞れず。5回二死でようやく野村が初安打となる遊撃内野安打をマークしたが、得点を奪うことはできなかった。6回3安打無失点と大竹に好投を許した。

 一方、中4日で先発した鷹先発・有原は2回に坂本に適時打を許すと5回二死一、二塁で佐藤輝を迎えたところで2番手・ヘルナンデスと交代。そのヘルナンデスが適時打を浴び、有原は5回途中82球6安打2失点の内容だった。

 だがスターが結果を出した。2点を追う8回一死一塁で柳田が「無失点男」石井から値千金の同点2ランを左翼ポール際に叩き込んだ。

 勢いを取り戻した鷹打線は延長11回、野村が虎・村上からシリーズ1号となる勝ち越しソロを放ちついにリードを奪った。最後は松本が締め、指揮官の体が甲子園の夜空に舞った。