米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(テキサス州エディンバーグ)が29日(日本時間30日)に放送され、AEW統一王者オカダ・カズチカ(37)と新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)が和解に失敗した。

 オカダと竹下は同じ「ドン・キャリス・ファミリー」ながら緊張関係が続いている。18日のPPV大会では2人でAEW世界タッグ王者ブロディード(ブロディ・キング&バンディード)に挑戦したものの、試合中にオカダが竹下に中指を立てるなど不仲を露呈して敗れ去った。先週「DYNAMITE」では、オカダがバンディードにリベンジ防衛するも、試合後に竹下と一触即発の場面があった。

 こうした状況を打開するため、ドン・キャリスは「ドン・キャリス・ファミリー・サミット」を開催。日米首脳会談に続き日中首脳会談が開かれる中で、ファミリーの絆を証明しようとした。オカダはもちろんのことTNT王者カイル・フレッチャー、ジョシュ・アレキサンダー、ランス・アーチャー、マーク・デイビス、ロッキー・ロメロ、エチセロ、エル・クロンらファミリーのメンバーがリングに上がり、サミットが開始された。

「ドン・キャリス・ファミリー」をたたえる絵画も披露された ©All Elite Wrestling
「ドン・キャリス・ファミリー」をたたえる絵画も披露された ©All Elite Wrestling

 ところが…肝心の竹下は不在。ロメロによると「旅行上の問題」で会場に到着できなかったという。そうした中でロメロに続きアレキサンダー、フレッチャーの順で、ファミリーの固い絆について語った。ここで入場テーマ曲が流れて、不在のはずの竹下が険しい表情で登場。リングに上がると、オカダも席を立って竹下と対峙した。

 キャリスが間に入って、最初にファミリー入りした竹下に「君を〝ジ・アルファ〟と名付けたが、アルファは家族全体であることを理解すべきだ」などと言ってなだめ「タケシタサン、君とIWGP王座が必要だ。エゴを捨てて、今すぐオカダと握手してほしい」と伝えた。これにテキサスの観衆は「ノー! ノー!」の大チャントを送るが、キャリスはファンの声を無視するようにいい、竹下とファミリー、キャリスのために握手してほしいと説得した。

 竹下は厳しい表情のままで右手を差し出した。オカダも右手で握り返すと思いきや…何と中指を突き立てた。竹下が激高して突っかかろうとすると、ファミリーのメンバーが止めに入るも、オカダは悪魔の笑みを浮かべてIWGP王者を挑発する。キャリスによるオカダと竹下の和解工作はあっさり失敗に終わった。

 それでもキャリスは「握手は無理だが…」として、次回「COLLISION」でオカダと竹下に再びタッグを組ませ、ファミリーとして機能することを示すという。とはいえ、再び危険なタッグ結成させるのは無謀でしかないが…。11月1日放送の「COLLISION」では、オカダ&竹下がマックス・キャスター&アンソニー・ボウエンズと対戦する予定。果たして2人はファン待望の決着戦へと向かうのだろうか?