阪神・高橋遥人投手(29)が29日、ソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ2025」第4戦(甲子園)に先発するも、打球の直撃を受けてアクシデント降板。チームは2―3で3連敗を喫し、日本一に王手をかけられる展開となった。
初回は柳田、周東、柳町を三者凡退に抑える期待通りの立ち上がり。だが2回、先頭の山川に1ボール2ストライクからの4球目、148キロ直球を中越えソロとされて先制点を失った。捕手・坂本の構えは内角だったが、投球が真ん中外寄りに逆球となったところを痛打された。
「もっとしっかり…。ふがいないです」。言葉を選びながら気丈にコメントを残す姿が痛々しかった。
そして1点を追う5回に悪夢が待っていた。一死から投手の大津に四球を与え柳田に左前打を浴び一、二塁。この場面で周東に初球、外角低めのカットボールをはじき返されると打球が高橋の左前腕を直撃し、投手内野安打となった。
ベンチから安藤投手チーフコーチ、トレーナーが駆けつけ状態を確認。そのまま治療のためにベンチへ戻ると、高橋がマウンドに戻ってくることはなかった。緊急登板となった2番手・畠は一死満塁から柳町に左犠飛を打たれ1失点。高橋は4回1/3を2失点で、降板となった。
敵地での第1戦に勝利してから連敗で迎えた一戦だっただけに、左腕にかかる期待は大きかった。試合後は「何度もピンチになってたんでふがいないです。(ホークス打線は)強いとは思います。思うすけど、まあ自分の問題もあるかなと思います。(患部は)だい…まあ大丈夫と思います」と声を絞り出すのが精いっぱい。チームが崖っぷちに立たされ、高橋の表情に悔しさがあふれていた。












