MLBの東の名門球団、ヤンキースが2年連続のワールドシリーズ進出を逃し、ひと足早くオフシーズンに突入している。
昨年は43年ぶりに実現したドジャースとの頂上対決に1勝4敗。今年はア・リーグ東地区2位から2009年以来の世界一を目指したが、レッドソックスとのワイルドカードシリーズを2勝1敗で突破した後、ブルージェイズとの地区シリーズに1勝3敗で敗れ去った。
悲願達成が来季以降に持ち越された中、スペインの大手紙「マルカ」(英語版)は「主要国のMLB志望者たちは、ヤンキースをもはやトップの組織として見ていない」と〝ブランド力〟の低下を厳しく指摘している。
その例に挙げられたのが、ドジャースの中軸となっている大谷翔平投手(31)と山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(23)の日本選手3人だ。同紙は「2017年冬、ヤンキースは大谷翔平の獲得に全力を注いだ。しかし、その興奮は長くは続かなかった。代理人はヤンキースのオファーを検討すらしないと通告した」と地理的な要因で〝門前払い〟された当時を振り返り、成功を収めた松井秀喜や田中将大については「場所が障害にならない時代だった」とした。
しかし、大谷がドジャース入りして以降は「同じパターンを繰り返している」と断じ「山本は大谷の後を追いかけてドジャースと契約した。佐々木朗希もニューヨークへの移籍を真剣に検討しなかった」と伝えている。
日本から海を渡るトップ選手にフラれ続けているのが現状だが、〝復権〟のチャンスがないわけではない。早ければ今オフにもポスティングシステムでMLB球団に移籍する可能性がある村上宗隆内野手(25=ヤクルト)の存在だ。
米メディアの間では、村上のヤンキース入りには賛否がありながらも移籍先候補に挙げられている。同紙は「ヤンキースにとって彼を獲得することは、単なるメディアの話題作り以上の意味を持つ。呪いを解き、再び世界を魅了する存在となる道となるのだ」と強調した。
だが、誰を獲得するにしても射止められるのは30球団のうち1球団だけ。同紙は「もし失敗すれば、残るのはノスタルジアだけだ。松井と田中がピンストライプのユニホームを着た姿は、YESネットワーク(地元専門チャンネル)のアーカイブでほこりをかぶったままになるだろう。一方、大谷を擁するドジャースは本当の国際的なチームとは何かを再定義し続けるだろう」と占った。
ヤンキースは加速する〝日本選手離れ〟を止められるのか。












