【取材の裏側 現場ノート】女子プロレス「マリーゴールド」が26日に2度目の両国国技館大会を開催する。セミで王者・林下詩美とリーグ戦覇者の青野未来のワールド王座戦、メインは米WWEスーパースター、イヨ・スカイvs岩谷麻優で7年5か月ぶりに激突するが、記者は若手の奮闘に期待している。
リーグ戦「ドリーム・スターGP」で準優勝したビクトリア弓月が、ユナイテッドナショナル王座に挑戦するのを筆頭に、第1試合では府川唯未の娘である田中きずなが大向美智子の娘・心希と2世対決で激突。スーパールーキー・山岡聖怜は、センダイガールズの怪物・橋本千紘とシングルマッチで対戦する。
そんな若手らが、同期や後輩に負けたくないと意識し合っていると強く感じる出来事があった。ドリーム・スターGPの決勝戦が行われた9月14日の後楽園大会。弓月と岩谷の最終戦をバルコニーから見ていると、聖怜ときずなが「悔しい」と涙を流しながら試合を見つめていた。きずなにとって弓月は2023年デビューの同期でタッグパートナー。1月にデビューした聖怜にとっては意識する相手として、何度も名前を挙げてきた先輩だ。
この時の思いをきずなに問うと「スタートは同じはずなのに、弓月のすさまじい努力で私が長期欠場している間に差が開いてしまった…。麻優さんとドローになって誇らしさと感動もあったけど、悔しいし、私は何してるんだろうみたいな気持ちで、気づいたら泣いちゃってました」という。「弓月の姿を見て頑張れば結果につながると思ってるので、両国の第1試合から再スタートの気持ちでしっかり気合を入れていきたいな」と意気込んだ。
聖怜もレスリングの名門・安部学院高(東京)の先輩である橋本戦に向け「今の自分が100%勝てるかと言われたら、難しいっていう意見がほとんどかもしれない。でも100%勝てないとは限らない。少しでも同じ環境でレスリングをしていた先輩と、面と向かって試合ができることに感謝しながら橋本さんを味わい尽くしたい」
黄金の花園に咲く若き戦士たちが両国決戦へ向け燃えている。(運動部・木元理珠)













