女子プロレス「マリーゴールド」の田中きずな(20)が、二世レスラーとしての覚悟を明かした。

 GLEATの田中稔と元女子プロレスラー・府川唯未の長女として生まれたきずなは、26日の両国国技館大会の第1試合で大向美智子の娘・心希(しんの=16)と一騎打ちで対戦する。

田中きずなと両国で対戦する大向美智子の娘・心希
田中きずなと両国で対戦する大向美智子の娘・心希

 心希から要求され、同試合にはお互いの母親がセコンドに就くことが決定した。両国決戦に向け取材に応じたきずなは「デビューしてから二世として見られないように意識してやってきましたし、聞かれなければ両親の話は自分からしてこなかったんです…。デビュー前は『両親のことを隠してデビューさせてください』って頼み込んだこともありました。それくらい親の名前を背負う自信がなかったんだなって、今回の試合に向けて考える中で気が付きました」と語った。

 対戦する心希とは、母親同士が現役時代にタッグパートナーだったこともあり、生まれた時から知っている仲。プライベートでも仲がよく姉妹のように育ったというきずなは「年末になるとお互いの家族が集まって、一緒に年越ししたりしていたので、家族ですね。なので初めて対戦する時、心ちゃんのこと殴れないと思ってました。ただ冷静に考えたら、心ちゃんはまだデビューして5か月。欠場期間もありましたけど、私も3年プロレスをやってきたので、絶対に負けられないです」と必勝を誓った。

田中きずなの母・府川唯未(左)と父・田中稔
田中きずなの母・府川唯未(左)と父・田中稔

 きずなの母である府川は試合中に頭部を負傷し2001年に現役を引退。不本意な形で引退した母の思いを果たすことが今の自身の目標。「母からは『現役中にシングルのベルトを巻けなかったから、巻いてほしい』っていうのは言われて、約束していて。ただ、母がやり残したことって結果じゃない気がしてて。それが何かは今の私はまだ気づけていないんですけど、今回の試合でそのヒントを見つけたい」と意気込んだ。

「私がプロレスラーになりたいって言った時、認めてよかったと母に思ってもらえるような試合をしたい」と、目に涙を浮かべたきずなが本領発揮する。