LDH所属の16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の武知海青(27)の活躍がめざましい。DDT19日の後楽園大会では、KO-D6人タッグ王座戦に臨んで初防衛に成功。見事な〝二刀流〟ぶりで注目を集めている。プロレス界でもスターへの階段を駆け上がっている武知について、団体を率いる高木三四郎(55)が貢献度を絶賛しつつ、今後への期待を熱弁した。

鈴木みのる(上)にイスでいたぶられた武知海青
鈴木みのる(上)にイスでいたぶられた武知海青

 上野勇希、To―yとのトリオで同王座を持つ武知はこの日、鈴木みのる、HARASHIMA、高鹿佑也組と対戦した。初遭遇となったみのるにイスでぶん殴られるなど〝洗礼〟も浴びたが、打点の高いドロップキックなどを放って応戦。詰めかけたファンの黄色い声援に応えると、最後はみのるを場外に足止めして、上野が高鹿をWRで仕留めるのをアシストした。

 防衛に成功した武知は、安堵の表情を浮かべつつも次戦(11月3日、東京・両国国技館)を見据える。IWGP世界ヘビー級王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)と組んで樋口和貞、正田壮史組と対戦することが正式決定し「全力で、楽しみながら、頑張ります」と笑顔を見せた。

 DDTで昨年2月にプロレスデビュー。さすがの適応力を見せ、今年6月にはDDTに入団し、LDHとの〝ダブル所属〟となった。参戦から約1年8か月を経過しての効果を、サイバーファイト副社長の高木は「圧倒的に女性ファンが増えました。今、後楽園ホールだと女性ファンが6~7割くらいですからね」と話す。さらに「プロレスファンにもRAMPAGEのライブに行く人がいたりして、いい状況になっていると思います」と相乗効果も生まれていると強調した。

 効果はそれだけではない。ほかの所属選手にも意識の変化があったとして「武知君の参戦で『ウカウカしてられない』みたいなところが出てきたのは感じます。これも彼がポテンシャルが高い中で片手間ではなく、本気で取り組んでいるからです」とうなずいた。

高鹿佑也(右)に華麗なドロップキックを決める武知海青
高鹿佑也(右)に華麗なドロップキックを決める武知海青

 となれば、さらなる活躍に期待が高まる。来年にはシングル王座への挑戦も視界に入るとした上で「あとは、早いうちに海外を見せたい。米国で試合とかをさせてあげたいなっていうのがあります。来年また海外での興行があると思うので、そこでリングに上がってもらえたら」と米国興行などへの参戦で〝海外進出〟の後押しをしたいと力説。海外で活躍する竹下とのタッグが控えるだけに「世界を見ている男と組むんで。そこでたぶん、武知君の中でまた何か違ったポイントが見つかるんじゃないか」と力を込めた。

 さらに高木は「竹下は今、IWGPも持っているので、そういう面で学ぶところも多いでしょうから。やっぱりすごい期待したいなと思っています」と目を細める。すでに抜群の効果をDDTにもたらしている武知だが、今後もますます注目を集めそうだ。