ドジャースが6日(日本時間7日)に敵地フィラデルフィア行われたフィリーズとの地区シリーズ第2戦に4―3で辛勝。連勝でナ・リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 第3戦の舞台となるのは8日(同9日)で本拠地ドジャー・スタジアム。完全アウェーだった敵地に比べれば、ホームアドバンテージを見込める天国のような環境となる。

 マニアックなデータにも精通する「MLB公式サイト」のサラ・ラングス記者によると、5回戦制のポストシーズンで「2勝0敗」としたチームの突破率は実に「88・9%」。過去90例あった中で80チームが勝ち抜けを決めたという。現行の地区シリーズで2戦目まで連勝した18例では16チーム、12チームが3連勝で勝ち上がったとしている。

 データ上はほぼ9割の確率で次のステージに進めるが、気になるのは残り「11・1%」。勝負事だけに「絶対」はない。その引き金となりかねないのがこの日、物議を醸したデーブ・ロバーツ監督(53)の投手起用だ。

 シーズン中から米メディアを中心に疑問の声は上がっていたが、3点リードの9回から佐々木朗希投手(23)ではなく、今季7敗、防御率5・40と不調だったブレーク・トライネン投手(37)を登板させた。

 結果的に1点差で逃げ切ったが、トライネンは3連打で2点を失って降板。ベシアを挟んで結局は佐々木が締める展開となった。ロバーツ監督は佐々木をイニングの先頭から登板させなかったことに「3試合中2試合登板をほとんどやっていない」と説明したが、多くの米メディアが起用法に疑問符をつけた。

 この日の試合前後は試合がなく連投にはならず、米誌「ニューズウィーク」が「最善の投手を使わず危険を冒した」、「ドジャースウェー」は「ロバーツ監督は佐々木をクローザーと呼びたくないのかもしれないが、佐々木は事実上のクローザーだ。今回は運が良かっただけ」とするなど不安視されている。

 悲願のワールドシリーズ連覇を果たせるのか。熟練指揮官の手腕がカギを握っている。