ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が常勝&大人気球団を率いる重責を担いながらワールドシリーズ(WS)連覇へ歩みを進めている。
チームは25日(日本時間26日)に4年連続の地区優勝を達成。ただ、ドジャースにとっては通過点の一つにすぎず、真のゴールに向けてもう一段階アクセルを踏み込むことになる。ロバーツ監督は今季で指揮官就任10年目。2029年シーズンまで4年3240万ドル(約48億円)で契約を延長しているが、日々の試合で敗れれば容赦ないバッシングにさらされることも少なくなく、マネジメントだけでなく気苦労も絶えない立場にある。
そんな境遇にある熟練指揮官が「MLBネットワーク」で〝唯一の理解者〟の存在について明かしている。それが東の名門球団・ヤンキースを率いるアーロン・ブーン監督(52)だ。
「私が経験してきたことを本当に理解してくれる唯一の人物であり、私も彼を理解している。だから昨年のワールドシリーズで対戦したことは、野球にとっても、私たちにとっても素晴らしいことだったと思う。第5戦が終わった後、彼がコンコースまで会いに来てくれて抱擁し、話をしたことを私は決して忘れない。彼は私を祝福してくれた」
昨年のWSではドジャースがヤンキースを下して頂点に立ったが、その後に2人で共有した時間はかけがえのないものだったという。しかも両球団にはメジャー屈指の熱狂的なファンがついている。ドジャースとヤンキースは究極ともいえるライバル関係にあるが、WS優勝以外は評価されない厳しい環境は同じだ。
「すべてがうまくいけば選手たちが称賛される。しかし、うまくいかなかった場合の責任は監督だけが負わされる。それは常にそう。私は彼の気持ちに心から共感できる」(ロバーツ監督)
両指揮官はともにカリフォルニア州出身で、ロバーツ監督はカリフォルニア大学ロサンゼルス校、ブーン監督は南カリフォルニア大学から1994年のドラフトでプロ入りした。青春時代から現役、監督と歩んできた同世代同士、何より伝統球団を率いる大変さはお互いにしか分からないもののようだ。
ただ、米老舗誌「スポーツ・イラスト・レイテッド」は、ロバーツ監督の言葉に「それはあらゆる野球の監督に当てはまることだが、ニューヨークとロサンゼルスが関わると、その声はさらに大きくなる。彼らの立場は常に厳しく監視される」としながら「MLBで2番目に高い年俸総額を誇るチームを率いる監督に課せられる当然の代償だ」とドライに伝えた。
ロバーツ監督は再び世界一監督として称賛を集めるのか、それとも――。












