新日本プロレス24日の札幌大会で、棚橋弘至(48)がマスター・ワト(28)との初シングルマッチを制した。
来年1月4日東京ドーム大会で引退を控えている棚橋は今年、ファイナルロードと銘打ち所属選手たちとシングルマッチを行っている。この日はジュニアヘビー級のホープ・ワトと最初で最後の一騎打ちに臨んだ。
ワトのスピーディーな攻撃に苦戦を強いられた棚橋は、ジャーマンスープレックスも浴びるなどなかなか主導権を握れない。それでもRPPの発射は許さず、スリングブレイドで反撃に転じた。
さらにサムソンクラッチをカウント2で返すと、ハイキックをかわしてドラゴン張り手を見舞う。スリングブレイドからハイフライアタックでなぎ倒し、最後は代名詞のハイフライフローで圧殺してみせた。
バックステージでコメントしていたワトの元に現れた棚橋は「俺は今日の試合でワト君に魂を預けたつもりだから。全方位、寝てる時以外はずっとプロレスのこと考えてみろ。見えないことが見えてくるから。やらないといけないことが分かってくるから。それくらい、プロレスって人生かけてもいいと思うぜ。よし、頼んだ。ありがとう」とアドバイス。さらにはかつてのライバル・中邑真輔が命名した得意技スリングブレイドをワトに伝承する意向も明かした。
棚橋は「使っていいよ。これからチャンピオンシップとか、出せよ、ここ一番で。チェンジ・オブ・ペースになるから。俺が引退しても、ワト君がスリングブレイドを出してくれたらそこに俺の顔がちょっと浮かぶから。ファンは俺を忘れないというか…」と真意を説明。最後は座礼で終わり、ワトを「いいレスラーになったね」と称賛して控室へ消えていった。












