阪神は23日のDeNA戦(横浜)に、4時間半の熱戦の末、延長12回2―2で引き分け。クライマックスシリーズで対戦する可能性のあるDeNAに対して14勝8敗3分で大きく勝ち越したシーズンとなったが、藤川球児監督(45)は、「今日のようにほとんど横並びの数字で。不思議なゲームですけど、もうすべての過去のこと。しっかりやっていかないといけない」と表情を引き締めながら振り返った。
先発・ニックネルソンは5回5安打2失点で降板となったが、後を継いだリリーフ陣が無失点リレーを披露。3番手・及川雅貴投手(24)は7回、先頭の林を空振り三振に抑えて17試合連続ホールドを記録し、NPB記録に並んだ。
指揮官は左腕が60試合以上に登板していることから、「シャットダウンして休みでもよかったんですけど」としつつ、「目指すところがあるのは限られた選手だけなので、よく抑えたと思います」とたたえた。
また延長12回に登板したドラフト1位ルーキー・伊原は、二死一、二塁とピンチを背負いながらも最後は山本を遊ゴロに仕留めた。20日のDeNA戦(甲子園)では1点ビハインドの8回に登板し、オースティンの2ランを浴びていたことから、虎将も「違う姿をファンやチームメートに見てもらえたのかなと。ああやって失敗も成功も含めて成長するのかなと感じました」とうなずいた。
打線は試合前時点で防御率0・57と抑え込まれていたハマ先発・ケイ相手に中盤に奮起。1点ビハインドの6回には、大山の左翼席に飛び込む今季12号の同点ソロも飛び出した。しかし7回以降はハマのリリーフ陣に苦しみ、好機こそ作りながらもあと1本が出なかった。
この日の試合で、今季のDeNA戦は全て終了。試合後はスタンドのファンから球児コールが送られ、手を振って声援に応えた指揮官は「ビジターでの勝率も非常によかったシーズン。全国のタイガースファンに感謝です。まだ続くので期待してみてほしいです」と話し、球場を後にした。













