セ2位の巨人がデーゲームで阪神戦(東京ドーム)にサヨナラ勝ちした13日、3位・DeNAもナイターでヤクルト戦(神宮)に6―1と快勝。借金1に減らし、ゲーム差も1のまま、ピタリとくっついて追走を続けている。

 ヒーローは先発のドラフト1位・竹田祐投手(26)だ。3回にオースティンの3ラン、6回にも桑原の3ランで計6点と大量援護をもらい、150キロ台の真っすぐと変化球を織り交ぜた頭脳的投球でツバメ打線を翻弄。主砲・村上との対決にもひるまず、カット、スライダー、フォークと全て異なる球種で3打席連続空振り三振。3回以降は毎回走者を出しながらも要所を締め、6回4安打1失点にまとめた。

 竹田は「どこがいいとか悪いとかはなくて、リズムよく、気持ち負けせずに投げられたのがよかった」と満面の笑み。村上を3連続三振に抑えた投球については、手の内を明かしたくなかったのか、自らは言及せず。「村上選手だけを意識せず打者の1人だと思って投げた。(球種については)あんまり覚えてないです」と言葉を濁した。
 
 そんな竹田を、三浦監督はかねてからこう高く評価していた。「ピッチングのうまさを感じますね。ストライクがほしいところ、ボールでもいいところと、きっちりと切り分けて投球ができる。〝投球嗅覚〟というか、マウンド上での投手としての嗅覚が優れている。そういうものを持ってる投手ですね」。

 しかし、竹田の先発ローテ定着までの道のりは、平坦ではなかった。開幕一軍メンバーから漏れ、8月まではほとんど二軍暮らし。腰の違和感で登板を回避したケイの代理先発で、やっとプロ初勝利をつかんだ。登板前日にはこう吐露している。

「まだ毎試合、毎試合、必死なんで、あんまり手応えとか感じてません。とにかくその試合に体をいい状態に持っていけることを意識しています」

 そう語る竹田が、試合中にベンチで飲んでいる〝エネルギー源〟がハチミツ。社会人・三菱重工West時代、栄養士に教わって始めた習慣だ。

「(プレーで)動いたら糖分が消費されるので、脳に糖分を行かせて集中力をアップさせる目的でハチミツを飲んでます」

 今後は「チームに勢いをつける投球をしたい」と竹田。苦労を糧に、次回もハチミツをなめながらマウンドに上がる。