メッツに史上最大となる15年総額7億6500万ドル(約1147億円=契約時)で加入したフアン・ソト外野手(26)の評価が一変しつつある。
ヤンキースからFAとなり、新天地で迎えた開幕当初はバッシングの嵐だった。3、4月は打率2割4分1厘、5月も2割1分9厘に低迷し、米メディアやファンからも「過大評価だ」などとぶっ叩かれ続けた。ところが、沈んだままでは終わらなかった。チームは12日(日本時間13日)のレンジャーズ戦に3―8で敗れて泥沼の7連敗。ワイルドカード争いでも厳しい立場に追い込まれているが、ソトを擁護する主張も噴出している。
米ユーチューブチャンネル「THE BRONX AQUIRREL」に出演したヤンキースの実況アナウンサー、マイケル・ケイ氏は「素晴らしい働きだ。ソトに責任を押しつけるつもりは全くない。シーズン終了時の成績を見て、彼が何をしたのか問うべきだ。彼は多くのことを成し遂げた。これ以上、彼に何を求めるというのか」と強く訴えた。
打率は2割台後半を推移し、気づけば39本塁打、96打点に32盗塁。「30―30」をクリアし、今季のメジャー最多118四球を選び、112得点もマークし、軒並みリーグ上位につけている。ただ、契約金額が莫大すぎて見合う成績はよく分からない。
それでもケイ氏は「北米スポーツ最大の契約を結んだため賛否があることは承知している」とした上で「だが、彼は自分の役割を果たしている。シーズン序盤に得点圏打率で苦戦していた時でもチームはメジャー最高勝率を誇っていた。彼がチームに悪影響を与えたわけではない」とズバリ。「彼は人間だ。私たちと同じように体液を持っている。そして今年は素晴らしい成績を残したと思う。厳しいスタートを切ったが、今はもう不調じゃない」と力説した。
ワールドシリーズ制覇への道は険しさを増しているが、ソト個人に吹く風は逆風ばかりではなくなっている。











