MLB通算222勝をマークしているドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、大ベテランならではのアナログな秘話を明かした。
9日(日本時間10日)に公開された米メディア「クリス・ローズ・スポーツ」に出演したレジェンド左腕は、2006年にドラフト1巡目(全体7位)でドジャースから指名を受けた際のエピソードに言及。当時18歳だったカーショーのもとには、事前にドジャースから「ドラフト候補の7位指名で検討する」と電話があったという。ただ、ここで困った問題が発生した。
「当時は契約条件に同意するためにファクスを使ったんだけど、母親も僕もファクスを持っていなかったんだ」
現在は「MLBネットワーク」でドラフトの生中継も行われるが、カーショーがドジャースに入団する頃はスマホもなければインターネットもダイヤルアップ。球団側とも電話とファクスでやりとりしなければならなかった。しかし、肝心のファクスがなかったカーショーは、自分がとった一世一代の行動を懐かしそうにこう振り返った。
「ドジャースからのファクスを受け取るために、かなり親しかったご近所さんの家のドアをノックして『これは残りの人生に関わることだから、絶対にうまくやらなければいけないんだ』と頼みに行ったんだ」
メールでもなく、家からわざわざ近所に出向いたところにカーショーも時代の流れを感じずにはいられず、笑いをこらえきれなかった。当時は当たり前でもテクノロジーが発達した今から見れば信じられない話だ。
米メディア「AlBat」も「現在、MLBで最も尊敬、称賛される投手の一人であるカーショーの偉大な道のりは1枚のファクスから始まった。この物語は私たちを笑顔にさせてくれるだけでなく、世界がどれほど短期間で変化してきたのかを改めて思い起こさせてくれる」と伝えた。
今季のカーショーは7月に史上20人目となる3000奪三振の偉業を達成し、10勝2敗、防御率3・27の成績。ドジャースひと筋で腕を振り続けている。












