ドジャースが7日(日本時間8日)、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に5―2で勝利。ズルズルと続けていた連敗をようやく「5」で止めた。
この日は大谷の2打席連発となる47号、48号アーチとベッツの16号ソロによる3発で序盤の3回までに3点を先制。中でも大谷の初回の先頭打者弾はチームの停滞ムードを振り払う先制パンチとなったが、先発したクレイトン・カーショー投手(37)の好投も光った。
3回まで安打を許さず、出塁させた走者も四球による1人だけ。4回二死まで無安打投球を続け、6回途中まで4安打2失点、8奪三振でリードを守り切った。
今季10勝目を手にした生きるレジェンドは、これでMLB通算222勝。全盛期のような球速こそ出ないものの、緩急をつけた投球で先発として見事なまでに連敗ストッパーの役割を果たした。
ただ、カーショーの老かいな投球術は球速差だけではないようだ。オリオールズの地元メディア「ボルティモア・ベースボール・ドットコム」は、マンソリーノ監督代行が語った言葉で〝魔球〟の存在に触れている。
「スコアボードに『スライダー』と表示されていた球は、実際にはカッターに近い動きで、打者たちは『ボールがフォーシームのように回転していて見えなかった』と言っていた。ボールの捉え方が難しく、変化のタイミングが遅かった。見ていると3―1のカウントで、彼は実質的にカッターを投げていたんだ。我々も普段とは違うスイングを何度かしてしまった。打者と話すと、あの球のスピンは本当に厄介だったらしい。彼らはボールを捉えるのに苦労していた」
最新の解析ツールで判定された球種は「スライダー」でも、カットボールのような変化を見せつつ回転は直球…という複雑怪奇な球に翻弄され続けていたのだという。いったい、何だったのか。初対戦となったオリオールズサイドが知るよしもないが、カーショーが進化を続けていることだけは確かのようだ。












