巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が9日の広島戦(東京ドーム)に「2番・中堅」で先発出場。序盤から慌ただしい動きを見せた。

 痛恨のミスを犯した。先発・戸郷は先頭・中村を空振り三振に仕留めたものの、続くファビアンに中前打を許すと、平凡なワンバウンドの打球をキャベッジが捕球し損ねて後方へ転々…。白球を見失っている間にファビアンは二塁まで到達しいきなりピンチを招いた。

 なんとか粘りたい右腕だったが、続く小園に二塁打を許し、あっさり先制点を献上。その後も2つの四球などから二死満塁とさらにピンチは続いたが、最後は菊地から空振り三振を奪い、なんとか最少失点にとどめた。

〝キャベッジ劇場〟はその後も続く。助っ人はその裏の攻撃で迎えた1打席目で汚名返上の中越え二塁打を放つも、足をひねったかのようなしぐさを見せながら塁上で苦悶の表情。トレーナーらが慌てて駆け付けるほどのアクシデントとなったが、軽く何度かジャンプすると無事を強調してそのままプレーを続行した。その後は後続の泉口、岡本からも連打が飛び出し、キャベッジは本塁に生還。試合を振り出しに戻す貴重な1点を奪い、ベンチでは温かく迎え入れられた。

 キャベッジの一打で勢い付いた打線はその後もリチャードの満塁弾を含む打者一巡の猛攻で、この回一挙6得点。初回の守備の重苦しい雰囲気も消し飛ぶ攻撃となった。