米国のトランプ大統領は24日(日本時間25日)、自身のSNSで354勝右腕ロジャー・クレメンス氏の野球殿堂入りを猛プッシュした。

 トランプ大統領は「昨日、偉大なロジャー・クレメンスと息子のケイシーとゴルフをしました。間違いなく史上最高の投手の一人であり、354勝、 サイ・ヤング賞7回(記録を大幅に上回る!)、ワールドシリーズに6回出場し、2回優勝しました!」と偉業をたたえると「今すぐ野球殿堂入りすべきです! 彼は薬物を使用していたと思われていますが、何も証明されていません」と全面擁護した。

 クレメンス氏は1980年代から2000年代にかけて「ロケット」の愛称で知られる名投手だった。だが現役時代の薬物使用が取り沙汰された影響により殿堂投票では票を集められず、2022年に資格を失っている。

 トランプ大統領には成功体験がある。ロブ・マンンフレッド・コミッショナーに直接、要求し野球賭博に関わったとして永久追放となった故ピート・ローズ氏の資格を回復させた。「2匹目のどじょう」を狙った形だが、米メディアは反発。「ニューヨーク・ポスト」紙は「ドナルド・トランプは自分が多くのことを成し遂げられると考えているが、ロジャー・クレメンスを殿堂入りさせることはおそらくその一つにはならないだろう」と否定的な見解を示した。

 またSNS上にも野球ファンの声があふれた。「トランプは殿堂のルールを分かっていない。むちゃくちゃ」「そうなるとボンズもマグワイアもソーサもって事になる」「お仲間だけを優遇するのはどうなんだ?」などトランプ大統領の強権に反発の声が上がった。