阪神・高寺望夢内野手(22)が、17日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初の決勝打を放った。

 両軍無得点で迎えた4回二死一、三塁、カウント2―2から巨人先発・赤星のフォークをうまく右前に運んだ。右翼・丸の打球処理がもたつく間に一走・大山も生還(記録は適時打と右翼の失策)。

 2点を奪取する貴重な一打となり「追い込まれていたので、食らいついていくしかなかった。打ちたいなと思っていたら打てたので、思わずガッツポーズが出ちゃいました」という虎の背番号67は、バットを片手に拳を突き上げ、感情を爆発させた。

まだ4回なのに?ガッツポーズが出ちゃった阪神・高寺望夢
まだ4回なのに?ガッツポーズが出ちゃった阪神・高寺望夢

 そんな姿をベンチから見守っていた藤川球児監督(45)は「打った瞬間ガッツポーズしてるのが背中越しに見えたんですが、まだ早いですね」と笑顔でツッコんでいた。

 今季は、プロ初本塁打を放つなど存在感を強める中川勇人捕手(21)、12日の広島戦(マツダ)で第111代の4番を務めた前川右京外野手(22)らも左翼を務め、し烈なポジション争いとなっている。指揮官は「良かったり悪かったり、若者だなという感じがしますから、今は修行中じゃないですか」とさらなる成長にも期待を込める。

 8月はプロ2号となるソロをマークし、打率も3割7分9厘と勝負強さを発揮している高寺。今後に向けて「しっかり続けていけるようにがんばっていきたいです」と意気込んでいた。

 チームも投打がかみ合い、3―1で勝利。カード勝ち越しで、優勝マジックを22に減らした。