阪神・石井大智投手(28)が、前人未到の偉業を成し遂げた。17日の巨人戦(東京ドーム)で2点リードの8回に4番手で登板。1安打1奪三振の快投で、プロ野球新記録となる40試合連続無失点を達成した。
 
 先頭の3番・泉口を初球の147キロの直球で中飛に仕留め、テンポよく1アウトを奪った右腕。続く4番・岡本には遊撃への内野安打を許したが、5番・キャベッジを150キロの直球で見逃し三振、6番・岸田を右飛に抑えて得点を与えなかった。降板後は首脳陣やナインとハイタッチ。この日、先発した才木からも笑顔で声をかけられていた。

 13日の広島戦(マツダ)では、2点リードの9回に1安打、3奪三振で西武・平良に並ぶプロ野球記録の39試合連続無失点記録を達成。4月4日の巨人戦(東京ドーム)に失点して以来、約4ヵ月間スコアボードにゼロを刻み続けている。

 6月6日のオリックス戦(甲子園)では、打球が右側頭部を直撃するアクシデントに見舞われ、約1ヵ月間の戦線離脱を余儀なくされたが、復帰後は圧巻の投球を続けていた。
 
 秋田高専から四国IL・高知を経てドラフト8位で阪神入団。身長175センチとプロ野球選手の中では小柄ながら、150キロ超えの直球と抜群の制球力で打者を翻ろうするプロ初の高専卒右腕が、新たな伝説を刻んだ。