DeNAの連敗脱出を決定づけたのは〝眠れる大砲〟筒香嘉智内野手(33)の一発。それを引き出した〝連敗ストッパー〟東克樹投手(29)の粘投だった。

 4連敗で迎えた13日のヤクルト戦(神宮)は、エース東が2回、山田にソロ本塁打を浴びて先制された。3回に蝦名の2ラン、佐野の適時三塁打で3点を取って逆転したが、4回に北村恵のソロで1点差に迫られる。

 流れがヤクルトに傾きかけた中、筒香の一発が飛び出したのは6回だ。二死一、二塁から京田の代打で登場し、2番手・小沢のチェンジアップを右翼ポール際まで運ぶ技ありの3ランだった。

「打った瞬間、いくかなと思いました。(打撃の)感覚もすごくいいし、試合でもいい結果が出るって感覚がずっとあったので、このまま続けていけたら。残り試合が少ない中で、少しでも貢献できるように代打でもスタメンでも頑張りたい」と力強く語った筒香。「最近は投打のかみ合わない試合が続いてましたけど、ベイスターズの力はこんなもんじゃない」と改めて反撃を誓った。

 一方、東の粘投も見逃せない。ソロ2本を浴びるも、投球を丁寧に低めに集めてそれ以上に失点を許さなかった。東は7月にもチームの4連敗、3連敗と2度の連敗をストップ。今回4連敗で止めたのは3度目で、文字通り連敗ストッパーとなっている。

 ただ、直近の2試合は7月29日のヤクルト戦で4失点、6日の広島戦で今季ワーストの6失点で自身も2連敗。それでも登板前は「状態はいい。前を向いて行くだけ」と力強くこう言っていた。「何を言われようが登板は回ってくるので、それに向けて前に行くしかない。(ドジャースの)山本由伸だって大量失点している。人間なんでそういう負け方をすることもある。そう考えて切り替えるようにしています」。

 今季の先発ローテはほぼバウアー優先。東は胸中複雑なはずだが、「バウアーが中4日で頑張ってるから、僕はしっかりと休みを取りながら投げられるんです」とエースとしての態度を崩さず。堂々たるハーラートップの11勝目を挙げた。

 投打の大黒柱の活躍による大勝に、「これからいい流れにしていかないといけない」と三浦監督。「明日1日空きますが、名古屋(中日戦)で初戦にいい形で入っていけるようにしたい」と改めて最後の反攻を誓った。今度こそ本当の正念場だ。