巨人は11日の中日戦(東京ドーム)に0―2と零封負け。カード初戦から黒星を喫した。

 この日の先発・戸郷は4回先頭を四球で出すと、細川に先制適時二塁打を浴びた。5回には先頭・山本に左中間へのソロを被弾。5回5安打2失点で7敗目(3勝)を喫した。

 だが、救援陣が踏ん張った。横川―ケラー―石川―菊地がパーフェクトリレー。これには阿部慎之助監督(46)も「なんとか頑張って、試合壊れなかったし。それを明日につなげたいなと思います」とうなずいた。一方、打線は快音が響かず無得点。投手陣を援護することはできなかった。

 反撃には大型連勝が必要だが、なかなか投打がかみ合わない阿部巨人。その原因の1つが安定しない先発陣だ。今月1日から3日にかけて井上、西舘、グリフィンが3日連続で登録を抹消。この日は井上が再登録されたものの、他2人は故障班でリハビリ中だ。

 西舘は右肩周辺のコンディション不良が原因で抹消。幸い軽症で早い復帰が期待できるようだが、右ヒザ痛を患っているグリフィンの復帰は当初の予定より少々難航しているという。チーム関係者の一人は「シーズン中にあと2試合登板できるようなプランで調整を進めているようだ」と語るが、早期復帰はできそうにない。

 それだけに中5日で先発陣を回す〝カツカツ状態〟になっている。日米通算200勝まであと2勝の田中将大投手(36)が7日のヤクルト戦(東京ドーム)から13日の中日戦(同)を任せられた。メモリアルよりも「戦力」として先発ローテーションを守らなければならない状況となっている。

 苦しい現状だが、若手投手の森田や又木も9連戦で粘投。早々にKOされることなく、勝利をつかみ取るため懸命に働いたのが唯一の救いだった。内海哲也投手コーチ(43)は「(ローテ再編は)結構慌てましたけど、緊急で(先発に)行ったマー君にしてもしっかりやってくれたので。大事なのは、9連戦の残り3戦と阪神戦含めての今週ですね。1つでも多く勝てるように」と力強く語った。

 レジェンド右腕の勝ち星がチームを勢いづけそうだが…。苦境を打破することはできるのか。