ヤンキースは10日(日本時間11日)の本拠地アストロズ戦に1―7で敗れた。先発したエース左腕・フリードが5回8安打4失点(自責4)とピリッとせず、3回の攻撃ではストライク判定をめぐってブーン監督が球審に暴言を吐き、今季メジャー最多となる5度目の退場処分に。打線も振るわず、本拠地はため息に包まれた。

 チームは6月中旬まで首位を走っていたが、その後に失速。8月は3勝9敗と黒星が大きく先行し、ア・リーグ東地区の首位・ブルージェイズとは6・5ゲーム差まで広がった。そんな状況を変えるべく、主砲のアーロン・ジャッジ外野手(33)がついに声を上げた。

 ジャッジはヤンキース専門アカウント「トーキン・ヤンクス」の取材に応じ「我々は勝つために給料をもらっている。我々は自分の仕事をしていない」と自分を含めたチームメートに喝。さらに「確かに厳しい状況だが、言い訳はできない。我々はピッチに出て、最高のパフォーマンスを発揮し、勝利を収めなければならない。ファンの皆さんは今もスタジアムに詰めかけて応援してくれている。我々は彼らのために、ピッチに出て自分たちの仕事をするだけ。ピッチに出て勝利をつかむための、ちょっとした努力さえ怠っている」と続けた。

 ジャッジは右ヒジ屈筋の負傷から5日(同6日)のレンジャーズ戦で復帰。苦戦が続くチームのため、万全とは言い難い状況ながら最短の10日でリハビリを切り上げた。チームを思う気持ちは誰よりも強く「だから全員の力が必要だ。この部屋にいる全員、リリーフ投手全員、内野手全員、外野手全員の力が必要だ」とナインに熱く訴えた。

 この主砲の切なる叫び声について、米メディア「クラッチ・ポインツ」は「アーロン・ジャッジはアストロズ戦の敗戦後、チームを批判し、苦戦を強いられる状況を改善する緊急性を強調した」と報道。ジャッジの思いはチームメートに届くのか。