陸上男子でパリ五輪400メートルリレー代表の柳田大輝(東洋大)は、気持ちを切り替えて歩みを進めている。

 先月上旬の日本選手権100メートルでは不正スタートで無念の失格。失意に暮れたものの「その日のうちに自分でもネタにしていたぐらい。引きずりはしたけど、練習に行かなくなるとか、お酒を飲んだくれるとかはしなかった」。先月下旬のワールドユニバーシティゲームズ(ドイツ)100メートルでは3位に入るなど、復調の兆しを見せている。

 ただ、世界選手権(9月、東京)出場には日本記録(9秒95)が求められる。9日の実業団・学生対抗陸上競技大会(オールスターナイト陸上=レモンガススタジアム平塚)では10秒11で優勝を果たしたが、日本記録には届かなかった。「走ったばかりで何も振り返りとかもしていないので、ちゃんと振り返って何かしら冷静になって考えてたら絶対(に課題が)出てくると思うので、それを解決していけたら」と前向きに語った。

 今後も厳しい戦いとなるが「やれることを全てやりきりたい」ときっぱり。最後の最後まで全力で駆け抜ける覚悟だ。