第107回全国高校野球選手権大会の第3日(7日、甲子園)第4試合は、広陵(広島)が旭川志峯(北北海道)を3―1で下し、3年連続の2回戦進出を決めた。 

 先発・堀田が先制を許した直後の4回だった。二死から3番・高橋が相手先発・大渕の直球を捉え、右中間を真っ二つ。相手の守備が乱れる間に一気に本塁を陥れてすぐさま同点に追いついた(記録は三塁打と中堅の失策)。
 
 さらには同点で迎えた6回に一死一、三塁のチャンスをつくると、4番・草島が左翼への犠飛を放ち、勝ち越しに成功。7回にも1番・白髪の犠飛で1点を追加するなど、中盤に畳み掛け白星を手にした。

 この勝利で同校を甲子園春夏通算80勝目に導いた中井哲之監督(63)は「選手がよく頑張ってくれて、監督は何もしないで。先制点を取られたあともすぐ点を返すとか、本当によく守ってくれた」と粘り強いプレーを繰り広げたナインをねぎらった。

 その一方で、チームは今年1月に部内で発生した上級生から下級生に対する〝暴力事案〟が波紋を広げる中で初戦を迎えた。「皆さんにご心配をかけたんですけど、こうして夢の舞台の甲子園に立てて、子供たちが全力でプレーできたことにも感謝しかありません」と事件に言及しつつ、感謝を口にした。