WWE真夏の祭典「サマースラム」2日目(3日=日本時間4日、ニュージャージー州イーストラザフォード)は、驚きのシーンの連続で6万人超の大観衆を沸かせた。

 WWEタッグ王座戦は6パックTLCマッチ。王者のワイアット・シックス(デクスター・ルミス&ジョー・ゲイシー)、前王者のストリート・プロフィッツ(モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンス)、元王者のDIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)とモーターシティ・マシンガンズ(クリス・セイビン&アレックス・シェリー)、フラキシアム(ネイサン・フレイザー&アクシアム)にアンドラデ&レイ・フェニックスが、大乱戦を繰り広げた。

 6チーム12人が入り乱れて、テーブル葬が続出。ラダーを上ればすぐに叩き落とされ、イスでめった打ちにされた。試合途中からガルガノの妻キャンディス・レラエがベルトを求めてラダーを上り始めると、プロフィッツの仲間B―ファブも脚立を上がる。ワイアット軍の紅一点ニッキー・クロスも加わってハチャメチャな展開に。ワイアット軍はリーダーのアンクル・ハウディーにエリック・ローワンまでリングに上がり、何と合計17人が〝出場〟する事態となった。

アンクル・ハウディ―(奥)はラダーを倒してDIYの2人をテーブル葬に©WWE
アンクル・ハウディ―(奥)はラダーを倒してDIYの2人をテーブル葬に©WWE
タッグ王座を防衛したワイアット・シックスの(手前から)デクスター・ルミス(下)とジョー・ゲイシー©WWE
タッグ王座を防衛したワイアット・シックスの(手前から)デクスター・ルミス(下)とジョー・ゲイシー©WWE
ライラ・ヴァルキュリアの口にチェーンを食い込ませるベッキー・リンチ©WWE
ライラ・ヴァルキュリアの口にチェーンを食い込ませるベッキー・リンチ©WWE

 エクストリームでハードコアな大激戦は、合体殺法でアンドラデ&フェニックスを沈めたワイアット軍のゲイシーがラダーを上り、天井からつるされたベルトをゲットして防衛に成功。故ブレイ・ワイアットさんの遺志を継ぐ奇怪な5人が、世界最高峰のタッグ戦線を制圧した。

 女子インターコンチネンタル王座戦は、王者ベッキー・リンチがライラ・ヴァルキュリアと反則OKルールで激突。消火器やレンチ、チェーンなど物騒な凶器で殴り合う死闘となったが、試合途中で2人と因縁のあるベイリーが介入。最後はベイリーのエルボーがライラに誤爆。ベッキーがマンハンドルスラムでライラを沈めベルトを守った。

 男子のインターコンチネンタル王座戦は、王者のドミニク・ミステリオが、日本でも活躍した元王者の大物AJスタイルズを迎撃。ドミニクはAJにカーフクラッシャーで捕獲されたが、左足のシューズが脱げて関節技から脱出した。レフェリーの死角を突いてシューズで殴ると、フロッグスプラッシュで圧殺して大物から〝金星〟を挙げた。2004年の祭典「レッスルマニア20」で故エディ・ゲレロさんがカート・アングルを下した際のフィニッシュを再現し、ベルトを守り抜いた。

 US王者ソロ・シコアは仲間だったジェイコブ・ファトゥと金網マッチで決着戦。例によって元ジェフ・コブのJCマテオ、元ヒクレオのタラ・トンガ、タンガ・ロアと元新日本プロレス勢のシコア軍メンバーが介入した。ジミー・ウーソの救援もあっさり退けられ、タラがシコアとファトゥまとめて金網の扉で叩きつけ、シコアが脱出。数の力で王座を防衛した。

 この日の「WWEサマースラム2025」は「ABEMA PPV」にて生中継された。