マリナーズ・イチロー氏(51=会長付特別補佐兼インストラクター)に殿堂入りスピーチでいじられた元マーリンズ球団社長のデビッド・サムソン氏(57)がイチロー氏のスピーチを絶賛した。

 ユーチューブ「ナシング・パーソナル・ウィズ・デビッド・サムソン」の中で「上手だった。彼は英語が話せる。インタビューでは完ぺきに伝えるために母国語で通訳をつけていたが、このスピーチは英語で行われた。自分の名前が上がった時、驚きました。殿堂入りした選手、それもただの殿堂入り選手ではなく、イチロー選手に自分の名前が結びつけられた」とその瞬間を振り返った。

 約19分間のスピーチの中でイチロー氏は「2015年にマーリンズから契約オファーをいただいた時、あなた方のチームのことを聞いたことがありませんでした」ときついジョークで会場を沸かせた。一部メディアでは「イチローがマーリンズ幹部をからかった」などと報じたが、当時の球団社長だったサムソン氏は「彼がメジャーにいた2003年にマーリンズはワールドシリーズで優勝している。まさに彼が最高の時期を過ごしたころです。彼のユーモアのセンスも考え方も知ってますよ」と笑い飛ばした。式典前にイチロー氏と話した際に「笑ってくれたらうれしいです」とネタにすることを〝予告〟されていたとも明かし「もちろん私はいつも笑っているよ。君は面白いからね」と返したという。

「イチロー選手、あなたは出会う中で最も面白い人の1人です。その場にいなければこの気持ちは分かりません。スピーチで彼は数々の面白いセリフを披露しました。彼がそれを話した時、会場はどよめいた。周りが〝これはあなたへの侮辱だ〟と思わないよう、笑っていました」。式典後にサムソン氏はイチロー氏に「今まで聞いた中で最も面白いスピーチの1つだったよ」と伝えたという。