ソフトバンクは29日からのファーム公式戦をみずほペイペイドームで開催する。くふうハヤテとのウエスタン・リーグ3連戦で、二軍戦が一軍本拠地で行われるのは3年連続となる。2023年に当時二軍を指揮していた小久保裕紀監督(53)が現場の声を吸い上げる形で、球団に要望して復活。若手選手のモチベーションアップ、目標設定を促す狙いで今年も開催される。
四軍制を敷き、120人の選手を抱えるホークス。そのため、みずほペイペイドームが遠い存在となっている若手や育成選手は多い。「一軍施設でプレーしてみなければ芽生えない感情がある。人から伝え聞くよりも、自分の肌で感じる意味は大きい」(球団幹部)。支配下登録期限は7月末で、とりわけ来季以降に昇格を目指す育成選手たちにとっては、8月以降の練習への向き合い方がカギとなる。プロ野球選手として夢見た姿があるのは一軍の舞台。ファームよりも優遇された選手サロンやロッカー、注目度の高さといった〝非日常〟に触れ、今一度、気持ちを奮い立たせる機会となるはずだ。
主に二軍戦が開催されるファーム施設の拠点・タマスタ筑後は、福岡市内から車で約1時間の距離にある。ゆえに普段は足を運ばないファン層の観戦も期待される。一軍公式戦で目の肥えた鷹党から、シビアな目を向けられるのも貴重な機会だ。
29日の初戦は、23年ドラフト1位左腕・前田悠伍投手(19)が調整登板する予定。後半戦も一軍帯同する金の卵だけに、期せずしてメディアの数も増えるはずだ。この3連戦中、小学生以下は「内野自由席」無料。注目度が増し、観衆が多ければ多いほど、選手たちが受ける刺激も大きくなる。












