ソフトバンクは27日のオリックス戦(みずほペイペイ)に3―1で勝利し、引き分けを挟んで8連勝。貯金を今季最多の「19」とした。

 危なげなく勝ち切った。先発の大関はソロ本塁打を1本許したものの、8回4安打1失点の好投で早くもキャリアハイに並ぶ8勝目。打っては2回に3連打が飛び出すなど、先制したリードを守り切った。試合後、小久保裕紀監督(53)は「これからの1勝、1敗は前半戦とは全然違う。そういう意味では連勝でスタートが切れたことは良かった」と語った。

 この日、首位・日本ハムが敗れたことでゲーム差は「1」に縮まった。一方で3位・オリックスとは6・5差に拡大。「2強」の様相を呈してきたパ・リーグで、29日からの日本ハムとの首位攻防戦3連戦(エスコン)は大きな意味を持ちそうだ。小久保監督は「直接対決が一番ゲーム差を縮めるチャンス。次の3試合が全てではないですけど、負けるとその分離される分かりやすい3連戦。しっかり戦っていきたい」と気合を入れた。

 この2チームで激しく覇を競ったのは2016年。両チームとも勝率6割以上を誇る「2強」の構図で、ホークスとしては最大「11・5差」を逆転された悔しいシーズンだった。くしくも、同年も7月29日から敵地で日本ハムとの3連戦が行われ、当時首位に立っていたホークスは1勝2敗と負け越し。後半戦の直接対決で4勝7敗と負け越したことがV逸に響いた。

 当時を知るチーム関係者は「あの時の日本ハムはウチに常にいい投手を回してきていた」と回顧。同時に「16年の構図と違うのはウチが下にいること」と今年は追いかける立場として〝逆再現〟を狙う。

 カード勝ち越しを決めれば勝率の差で首位、負け越せばゲーム差は広がる。直接対決は残り12試合。9年前の屈辱を晴らせるのか、今後の行方を大きく左右しそうだ。