プロ野球は26日から後半戦が始まる。ソフトバンクは首位・日本ハムと2ゲーム差の2位につけ、逆転でのリーグ連覇を狙う。残りは54試合。大事な後半戦の一軍戦力に19歳が堂々と名を連ねている。2023年ドラフト1位左腕・前田悠伍投手だ。
二軍で5月から7試合連続、37回2/3連続無失点を継続。13日の楽天戦で今季一軍初登板を果たすと、6回無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。小久保監督が「真っすぐの出力が明らかに上がっている。(これ以上)ファームでの目標設定も難しい。しっかり実力で勝ち取ってきた」と評し、倉野チーフ投手コーチが「一軍で勝てるレベルに来た」と言い切る期待の高卒2年目だ。
首脳陣はすでに今後の一軍帯同と先発機会を明言。勝敗の重みが増す後半戦に育成うんぬんではなく、純粋な戦力として継続投入していく方針だ。倉野コーチは「まだ中6日でバンバン回れるところには来ていない」としながらも、気になる起用法について次のように踏み込んだ。「勝てるレベルには来ているので、あとはそれをどれだけ維持できるか。悠伍に関してはうまくいい状態の時に使っていけば、勝つ確率も高くなる」。
前田悠が一軍の舞台で投げたのは、昨年のオリックス戦と今季の楽天戦の2試合のみ。ライバル球団にとってデータの少なさは厄介だ。再び楽天にぶつけるも良し、初物としてぶつけるも良し。心身のコンディションを整え、相手を研究する時間をしっかり確保し、人一倍勝ち気な性格でマウンドに上がれば勝算は高い――。掛け値なしの戦力として、緊迫感のあるマウンドに19歳は送り込まれる。
実力で後半戦の戦力に加わり、さらにそこで勝利に貢献すれば爆発的成長につながる。青写真通りにいけば、近未来のエース候補はこの夏、大化けを遂げるはずだ。












