大物右腕の電撃移籍は消え去った模様だ。7月31日(日本時間8月1日)のトレードデッドラインを目前に控え、その目玉とされていたロイヤルズのセス・ルーゴ投手(35)が球団側と2年総額4600万ドル(約74億円)で契約延長に合意したと報道。ロイヤルズ側はまだ正式に認めていないものの、MLB公式サイト「MLB.com」が27日(日本時間28日)に報じた。
ルーゴは2023年オフにロイヤルズと2年総額3000万ドルで契約。今季は先発の柱としてチームをけん引し、防御率2・95、206回2/3の投球回で自身初のオールスターにも選出された。トレード期限直前まで「放出か、延長か」で揺れていたが、今夏のトレード市場で〝売り手〟に回るとみられていたロイヤルズ側はエース流出を阻止。26、27年に年俸2000万ドル、2028年には条件付きのオプションも付いた大型契約で〝囲い込み〟に成功した格好だ。
一方、投手陣にケガ人が続出し、テコ入れが急務のためルーゴ獲得にも興味を示していると目されていたドジャースにとっては「痛恨の決断」になったと言えるかもしれない。米スポーツ専門局「ESPN」や「ニューズウィーク」誌など複数の米メディアはこれまで「ドジャースがルーゴ獲得に動く可能性」と報じていたが、これで立ち消えたになったとみられる。
ロイヤルズのJJ・ピコーロも「彼とその家族はカンザスシティを愛している。我々もルーゴをロイヤルズの中核と見ている」と強調。ルーゴ本人もスウィーニー投手コーチら首脳陣との信頼関係が強固で、環境への愛着を示していたという。
ロイヤルズは27日現在、ア・リーグ中地区で首位タイガースに8・5ゲーム差をつけられて借金2となっていながらも、フレイジャーやグリチャックらベテランも補強し、悲観的なムードはない。今回のルーゴ残留も、26年以降を見据えたチーム強化の象徴となりそうだ。












