女子プロレス「スターダム」のワールド王座を保持する〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥(28)が、前ワンダー王者・なつぽい(30)を退け、4度目の防衛に成功した。

 両者は21日のガトーキングダム シャトレーゼ サッポロ大会で激突。調印式からなつぽいと大舌戦を繰り広げてきた上谷は試合が始まると、まずは挑戦者を場外乱闘に導き、客席に投げ飛ばして高笑いを見せる。

 試合が進むにつれ、2人の勢いは増していく。なつぽいが花道でボディースラム決めると、怒り狂った上谷はひな壇の上段に戦場を移動。エルボー合戦を展開し、最後に強烈な一発を見舞って階段から突き落とした。

 これで狂気モードに突入したなつぽいに掌底を浴びせられ、顔面にドロップキックを連発されると劣勢に。20分過ぎにはフェアリアルギフト(変型ダイビングボディープレス)くらい追い込まれた。

 だが、これをカウント2で返し、スタークラッシャーをズバリ。最後は顔面にカミゴエ式ビッグブーツを決め、旋回式スタークラッシャーで3カウントを奪った。

結成1周年を祝う上谷沙弥(中)とH.A.T.E.の面々
結成1周年を祝う上谷沙弥(中)とH.A.T.E.の面々

 試合後、マイクを持った上谷は「なつぽい、沙弥様はお前のことが嫌いだ。お口が悪くて、行儀も悪くて、何より腹黒い。なつぽいお前さ、こっち側の方が合ってるんじゃない?」とまさかの極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に勧誘した。

 すると、なつぽいから「上谷、いい目してるじゃん。でも私は闇には屈しない。アンタがつくっている闇が広がって、しもべたちが増えようと私は絶対に折れない。アンタの羽根を折るのは私だから。だからその時までその羽根伸ばし続けな!」と宣戦布告されると、上谷は「お前はつまらねえ女だな!」と蹴り飛ばし、リングから追い出した。

 上谷は昨年7月の同会場で行われた大会で極悪軍団入りを果たし、ヘイトを結成。ヘイトの1周年を祝った上谷は「この1年いろんなことを言われたけど、結局、沙弥様の歩いている道が全部正解なんだよ。これからもついて来いよ」とファンに呼びかけた。

 最後には「これからもヘイトがスターダムに史上最大の悪夢を見せてやるよ。しもべたちよ、ひざまづけ。永遠にさよなら」と絶叫し、大会を締めた。