阪神は20日の巨人戦(東京ドーム)に2―1で押し勝ち、前半戦最後となる3連戦の勝ち越しを決めた。今季ここまでの伝統の一戦は阪神が13勝4敗と圧倒。球宴前に対巨人戦のシーズン勝ち越しが決定したのは球団史上初となる快挙だ。
スコアだけみれば1点差のタイトな投手戦。だが藤川球児監督(44)は試合後「揺れ動きのないゲームにはできた。きのうよりは良かったかなと思いますね」と冷静に振り返った。
安定感のある試合運びを下支えしてくれたのは、12球団屈指の質量を誇る虎の中継ぎ投手たちだった。先発のデュプランティエは3回無安打無失点ながら5四死球と乱調ぎみ。「ここまで100球オーバーの投球が続いていたので」と疲労の気配を読み取った指揮官は、この回限りで継投策への移行を決断する。
虎ベンチは、G打線の食卓に岩貞(4回)→湯浅(5、6回)→及川(7回)→石井(8回)→岩崎(9回)と自慢のフルコースを容赦なくサーブ。反攻の芽を与える余地はほとんどなかった。藤川監督も「マウンドに出ていった投手たちがきっちり仕事をしてくれれば、ゲームが揺れ動くことはない」と、ハイレベルな〝いつも通り〟の働きを見せてくれたブルペン勢に全幅の信頼を示す。
主力打者の離脱も響き、迫力を欠いた上にどこか淡白だった低調なG打線は、まな板の上の鯉のように、猛虎の餌食になるしかなかった。対照的に、主力勢に大きな故障者を出さずにシーズンの戦いを消化している藤川監督は「健康に、コンディションよくやってくれていますから」と自軍選手たちの状態の良さに手応えをにじませた。












