阪神は19日の巨人戦(東京ドーム)に、延長11回の激闘の末、4―0で勝利。スタメンマスクを被った坂本誠志郎捕手(31)が、攻守で躍動した。
 
 0―0で迎えた延長11回は、佐藤輝のキャリアハイとなる25号2ランで先制。チームが勢いづく中、坂本は二死一塁、カウント2―0から5番手・船迫のスライダーを捉えた。

 打球はグングン伸びて左翼席に飛び込む2号2ラン。表情を変えず、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。「ホームランとかあんまり打ったことがないので、手応えとかもうわかんないですけど。この球場は1点でも多くとるのは大事だし、何とかしたいという思いだったので。よかったです」

 ベンチで大はしゃぎだった佐藤輝、近本、森下らナインにハイタッチで迎えられた虎の背番号12。「めったにないことなんで。みんな盛り上がってくれてうれしいです」と笑顔を見せた。

 この日は、バッテリーを組んだ先発・村上をはじめ、5人のリリーフ陣を無失点投球に導く好リード。「ピッチャーが頑張って投げてくれて、点やらないというのが最後、勝つチャンスをいっぱい残せたと思うので。こういう試合を増えていくようにしたいです」とうなずいた。

 また、藤川球児監督(44)は、村上―坂本バッテリーが、5回一死二塁で甲斐との勝負を決めた一方で、申告敬遠を宣言した場面について「バッテリー心理はわかるんですけど。もう1歩引いたところから見る仕事がありますから、こちらからの決断です」と説明。厳しい場面でスコアボードにゼロを刻んだ2人に対し、「後でしっかり話はしたので。良く抑えてくれましたね」と話していた。