日本ハムは19日、敵地(楽天モバイル)で楽天と対戦し、5―2で勝利。貯金を再び今季最多タイの「19」とした。

 先発・伊藤は立ち上がりから苦しい投球を強いられた。1点リードの2回無死一、三塁では堀内の併殺打の間に失点。直後に味方がリードした3回以降も、毎回走者を許す不安定な投球が続いた。

 それでもエース右腕は要所を締める粘りの投球で、6回まで得点を与えず。7回二死一、二塁では代打ボイトに適時打を浴びたものの、7回を投げ切って11安打2失点。苦しみながらも両リーグ最速となる今季10勝目(5敗)を挙げた。

 一方打線は初回一死から五十幡、レイエス、郡司の3連打で先制すると、同点に追いつかれた3回にはレイエスが右翼席最前列にリーグ最速の20号ソロを運び勝ち越し。さらに6回には万波の15号ソロと五十幡の適時打で追加点を奪い、勝利を決定づけた。

 試合後の新庄剛志監督(53)は、伊藤の〝奮投〟について「とりあえず2桁(勝利)はクリアはしましたけど、完投できなかったのは本人のミスですね。球数が多いのは。これは反省してもらわないと。完投王国の一員としてはね」と粘りの投球を評価しながらも、次戦に向けた注文を忘れなかった。

 また、このところ不振気味だった万波が2本塁打を放ったことに関しては「良かったね」と満面の笑み。「あの1本(目の本塁打)でガラっと(打席の雰囲気が)変わったでしょ。最後のライトフライなんかも良かったし。ちょっと安心しました」と、復調気配を見せ始めた長距離砲に目を細めた。

 これで球宴までの前半戦は残り2試合。連勝すれば自身が目標に掲げた「貯金21」に到達するが、指揮官はこの点を問われると「もうあんま(貯金21は)興味ないかな」となぜか淡々。

「その付近に行ってしまえば計算通りなので。(貯金)21が絶対ではないので。十分でしょ。まあ1勝1敗ぐらいの気持ちで…2勝とりにいきます(笑い)」

 最後はいつも通り周囲の爆笑を誘いながら、連勝での前半戦締めに意欲をのぞかせていた。