阪神・藤川球児監督(44)が自身のタクトで〝凡ミス〟を犯した選手を戒めた。

 場面は12日のヤクルト戦(甲子園)の4回の攻撃。虎打線はここで4安打を集中し3点を挙げ、一気に3―2とスコアを引っ繰り返すと、なおも一死二、三塁。さらなる追加点のチャンスを迎えると「8番・左翼」としてスタメンに名を連ねていたプロ4年目の豊田寛外野手(28)が打席に入る。

 だが豊田の放った当たりは前進守備を敷いた遊撃真正面へのボテボテのゴロ。すぐさま白球は本塁へ送球され、三走・大山は三本間で挟まれタッチアウトになる。

 この間に打者走者の豊田は一塁を駆け抜け、一気に二塁を狙う。とはいえタイミング的にも無謀すぎる走塁だったため、二塁上でタッチアウト。変則的な形の併殺が成立してしまい、3アウトチェンジで貴重な得点機は消滅した。

無謀な走塁を試みた阪神・豊田
無謀な走塁を試みた阪神・豊田

 豊田の次打者は投手の9番・デュプランティエ。仮に二死一、三塁で凡退しても5回の攻撃は1番・近本から始まる好打順からリスタートできる――。「ボーンヘッド」的な走塁ミスを犯してしまった豊田は、直後の5回の守備から島田との交代がアナウンスされた。

 日頃からナインたちに「凡事徹底」の重要性を訴えている藤川球児監督。それだけに、一連の交代劇は〝懲罰交代〟としての色彩が濃いものだった。

やっちまった…うなだれる阪神・豊田
やっちまった…うなだれる阪神・豊田