ネットフリックスの人気ドキュメンタリー「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」のシーズン3のスターで、私営動物園経営者のバガヴァン・〝ドク〟・アントル被告(65)が7月8日、サウスカロライナ州の自身の動物園で飼育するために絶滅危惧動物を購入して連邦法に違反したことを認め、禁錮1年1日と罰金5万5000ドル(約802万円)の判決を受けた。米CBSニュースが10日、報じた。

「タイガーキング」は「猛獣に魅せられた男女の常軌を逸した行動と、本当にあった殺人依頼。私設動物園の園長が犯した罪を軸に、トラの繁殖にまつわる知られざる裏の世界を映しだす」(公式サイトから)人気シリーズだ。

 アントル被告は2023年に野生動物密売罪とマネーロンダリングの罪などで有罪となっていて、今回、量刑が言い渡された。

 サウスカロライナ州連邦地方検事のブライアン・スターリング氏は「ドク・アントルは自然保護活動家だと自称していたが、実際にはチンパンジーの違法取引の中心人物であり、複雑なネットワークを駆使して50万ドル以上の資金を洗浄していた」と声明で述べた。

 また、検察官パトリック・ダガン氏によると、アントル被告はチンパンジー、ライオン、トラ、チーターなどの動物を購入するために多額の現金が必要だったため、人身売買計画で使われた資金をマネーロンダリングしていたという。

 最長で禁錮10年の可能性もあったが、地方裁判所サウスカロライナ州フローレンス支部のジョセフ・ドーソン3世裁判官は「アントル被告は連邦法に違反していたものの、すべての証拠が彼が動物を世話していたことを示している」と判断し、禁錮1年1日とした。

「タイガーキング」といえば、私営動物園経営者のジョー・エキゾチック受刑者(本名ジョセフ・マルドナド=パッセージ)は、現在フォートワース連邦医療センターに収監されており、ライバルの野生動物保護活動家キャロル・バスキン氏を殺害するために2人の男を雇おうとした罪で21年の連邦刑に服している。

 アントル被告はエキゾチック受刑者とバスキン氏とともにシーズン1に出演し、シーズン3では主役を務めた。