俳優の西村和彦が17日、「かんさい情報ネットten.」(大阪・読売テレビ)に生出演し、自衛官の窮状について私見を述べた。

 今年6月、小泉進次郎防衛相は来年度に「退職自衛官・家族支援庁(仮称)」を新設する検討に入った。米国の退役軍人省などを参考に制度設計を進めるという。

 その背景には自衛官の定員割れがある。2026年3月現在、定員24万7154人に対して現員21万7701人しかおらず、定員割れが常態化。自衛官のなり手不足を解消する狙いがあるのだ。

 西村は、今年2月放送のテレビ朝日系バラエティー番組「1泊家族」の収録で、航空自衛隊の百里基地(茨城県小美玉市)で宿泊体験したことがある。

「実際、僕が体験したのは自衛隊の基地の中の官舎ですよね。非常にボロボロで、こんなところで暮らしてらっしゃるのかと」と振り返った。

 一方、米軍の官舎は広いリビングに大型冷蔵庫を備えたキッチン、複数の寝室に専用のバスルームも付くなど、日米の待遇格差を指摘する声は少なくない。

 また、米兵士が任務中に命を落とすと国を挙げて葬儀が行われるのに対し、日本の自衛官の場合はそこまでの規模で葬儀をやらない。非公開の消防葬になるケースもある。

 自衛官に知人が多い西村は「待遇とか尊厳の前に、まず(自衛官の)命の大切さっていうものの考え方の(日米の)違いを考えてしまう」と指摘していた。